第5節 磐田vs浦和 レビュー
中断期間が開けて3/31(金)から再開したJ1リーグ。
代表戦の2試合がパッとしなかっただけに、
待ち望んでいたJリーグスキーの方も多かったのではないでしょうか。
そしてなによりこの試合から約1.5ヶ月でカップ戦含めて15連戦です。相当ハードなのはどこも同じですがその初戦で勝ち点3を取れる意味合いは非常に大きいです。
また移籍ウィンドウも3/31で締め切られ夏までは現存の戦力で戦います。
2Gの川又に文句なしのMOM。全員総じて非常に良い出来の試合。
Good Pleyer:FW川又堅碁 MF宮崎智彦 GKカミンスキー
◆川又堅碁
遂に今季初得点を決め、85分には逆転の決勝点となる2点目をゲット。
ボランチやトップ下からの少々キツイパスが何度もありロストもありましたが、1点目のDF背後から一瞬で体を入れ替えてからの敢えての左足でニアを抜くビューティフルなゴールは今節DAZNベスト5ゴールに選出されました。
他にも惜しい枠内シュートもありようやく去年の躍動感のある滑らかな動き出しも見られこの試合は終始安定。やはり決める人が決めれば勝てる。
◆宮崎智彦
ギレルメが体調不調にて欠場したため、去年までスタメンを張っていた宮崎智彦が左WBの定位置で今季スタメン復帰。
先日のルヴァン札幌戦ではまだ本調子ではないミスも散見されたものの
高さスピードでビハインドを負いやすい選手ながら浦和の右サイドを見事にシャットアウト。
目立たなかったですがバランサーとしての仕事をとても高いクオリティで発揮し、
前半より後半(特に終盤)に行くほどディフェンスが安定していきました。
マルティノスがもし出ていたら…と思う部分ですが、小川大貴も控えていましたし結果交代なくこの日1番影で支えていたプレイヤーだと個人的に思います。
西川とスーパーセーブ連発の好試合となり、お互いに判断を間違えていたら大量得点のゲームにもなりかねない内容でしたが相変わらずキャッチングの質が高い。
磐田の堅守を一番後ろから支え続けて4年目のカミンスキー。リーグトップクラスのセービンクはぜひ生で見ていただきたいぐらい魅力があります。欧州GKの素晴らしさ。
Bad Player:FW中野誠也
■中野誠也
後半21分in。後半39分outと懲罰とも戦術的とも取れるインアウトとなる。
途中から川又との2トップにフォーメーションを変えたのち2点目を取るわけですが、抜け出した決定的な2対2のシーンの際のプレーは中野のプレースタイルであれば強引に突き抜けるべきではあるし、川又のハットトリックをお膳立てしようとしたのであれば甘い考えだとも思えるし、本心は分かりません。
とはいえまだ実践不足感がまだ否めないので、もっと試合出て欲しいところですね。小川航基同様に期待しかされてませんので川又堅碁・小川航基・中野誠也の3枚看板でこの15連戦をターンオーバーで凌いでもらいたいところです。
全体的に見れば非常に内容の良い試合で、書いてませんがWボランチの田口・上原コンビの中盤からの攻守の連動。3バックながらCB高橋・新里の最前線までの攻撃参加などなど見どころは多かったです。
上原は驚異の走行距離13km越え。これはなかなか見ない数字。
それだけ走り回れるのは相手に取ったら嫌でしょうね。縦パスもガンガン出してくるし。やはり川辺という素晴らしい見本が目の前のいたのが大きいのでしょうか。
今週はルヴァン杯甲府戦が4日(水曜日)と、リーグ清水戦7日(土曜日)が両日ホーム戦と日にちにして一週間で3試合と大変ですが、しっかり余りまくってる有休を使いまして現地に向かわせていただきます。